2024年5月12日 主日礼拝説教

《 神は御子によって語る 》

イザヤ書 43:16〜20

ヘブライ人への手紙 1:1~4

見よ、新しいことをわたしは行う。今や、それは芽生えている。あなたたちはそれを悟らないのか。わたしは荒れ野に道を敷き、砂漠に大河を流れさせる。野の獣、山犬や駝鳥も私を崇める。荒れ野に水を、砂漠に大河を流れさせ、わたしの選んだ民に水を飲ませるからだ。

(イザヤ書43:19-20)

神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また御子によって世界を創造されました。御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられますが、人々の罪を清められた後、天の高いところにおられる大いなる方の右にお着きになりました。御子は、天使たちより優れたものとなられました。天使たちの名により優れた名を受け継がれたからです。

(ヘブライ1:1-4)

わたしたちは、終わりの時代に生きています。神さまは、御言葉によって世界を創造し、多くの断片とかたちで語り続けてこられました。神さまは、倦むことなく疲れることなく、ご自身を明らかにされて来たのですが、終わりの時代には、決定的な言葉として御子イエス・キリストによって啓示されました。かつて神の民イスラエルに語って来た言葉と、新しく御子によって語る言葉には連続性があります。最終的な、究極の言葉として、神は御子によって語られました。しかし、これまでとは異なる新しい言葉として語られます。それは、終わりの時からの言葉として、歴史の循環に終わりを告げる勝利の言葉として語られます。

新しい神の言葉としての御子イエス・キリストを賛美しています(2節後半から4節)。御子イエス・キリストがどのようなお方であるかを挙げて、賛美しています。

まず最初に、神は、御子を万物の相続者と定められ、御子によって世界を創造されたたということ。万物の創造に関わった御子が、万物の相続者となられるように定められました。このことは、この世界は、どこに向かっているのか、

私たちの命はどこに向かっているのかを、明らかにしています。世界やわたしたちの命は、罪と悪の力に引き渡されて消え去ってしまうのではなく、御子の手に最終的に引き渡されます。すべての被造物は、御子の宝となります。

二つ目は、御子は神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであるということです。御子イエス・キリストは、神の言葉そのものであって、終わりの時代においては、ただ御子においてのみ、神さまはご自分を示されました。御子を与えて「私はここにいる。わたしを熟視せよ」とおっしゃるのです。

三つ目は、万物をご自分の力ある言葉によって支え、人々の罪を清められたということです。御子は、歴史の中ではたらかれます。御子は、十字架の死によって、創造の破れを修復してくださいました。

四つ目は、天の高いところにおられる大いなる方の右に座しているということです。キリストは復活と高挙によって、神と並んで座して、全統治権を与えられて治めておられます。

  最後に、御子は天使たちよりも優れたものであるということです。十字架の死に至るまで減り下さられた御子は、すべての名に優る名をあたえられて、天の高みへと高く挙げられました。

わたしたちは、この御子をほめたたえます。

《祈り》 初めであり終わりである主イエス・キリストの父なるかみさま。繰り返す罪の歴史の中に、御子は光としておいでくださいました。十字架で命を献げ最も低いところに降られた御子が最も高いところにおられて、すべてを治めてくださることを信じます。わたしたちが、そして、すべての造られたものが、御子の宝となることを信じます。主よ、どうかあなたの栄光が世界の隅々にまで、照り輝きますように。御子を熟視して歩ませてください。主の御名によって祈ります。アーメン。 

(2024年5月12日  橋本いずみ)