《 御父は御子を愛してすべてをゆだねる 》
ヨハネによる福音書 3:22~36
上から来られる方は、すべてのものの上におられる。地から出るものは地に属し、地に属するものとして語る。天から来られる方は、すべてのものの上におられる。この方は、見たこと、聞いたことを証しされるが、誰もその証しを受け入れない。その証しを受け入れるものは、神が真実であることを確認したことになる。神がお遣わしになった方は、神の言葉を話される。神が“霊”を限りなくお与えになるからである。御父は御子を愛して、その手にすべてをゆだねられた。御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる。
(ヨハネによる福音書 3:31〜36)
見たこと、聞いたことを証しされる
上から来られる方というのは、神の御子イエス・キリストのことです。このお方は、すべてのものの上におられ、父なる神はこのお方の手にすべてを与えられました。
主イエス・キリストが話されることは、神が造られた世のことであり、そこに示される神の意志と計画です。神の御子イエス・キリストだけが、昔のこと、今のこと、これからのことを知っておられ、今を生きるわたしたちに教えてくださいます。
わたしたちが、神のことを知り、この世のことを知り、自分自身がどのように変えられていくのかを知る方法は、御子イエス・キリストに教えていただくしかありません。
証しを受け入れる
神が造られた世にあって、「だれもその証しを受けれない」というのが、この世の常です。その中で、証しを受け入れるものがいるのは、神が霊を注ぎ、
その人を新しく生まれ変わらせたからです。御子を信じ、御子の証しを受け入れるものは、神の奇跡によって生まれたものたちです。
神を受け入れる人は、神が真実であることを確認する(証印を押す)。神は、人の子を認証しておられる(6.27)、神の言葉を語ることにおいて、惜しみなく霊が注がれ、御子とこの世愛するがゆえに、全権授与されるのです。その愛がもたらす結果は、永遠の命です。神が真実であることを確認するとき、私たちは、神のものとされます(エフェソ1.13、4.30)。
信じることと従わないこと
信じるものには、永遠の命が約束され、主イエス・キリストの証しに従わないものは、神の怒りが止まっている。人は、神の憐れみを受けて、信じるものとなり、従順なものへと変えられて行くのです。(ローマ11.29-31)
《祈り》
主イエス・キリストをわたしたちのところに遣わしてくださった神さま。あなたは、わたしたちを憐れみ、神の怒りを取り除けて、霊を注ぎ、御子を信じるものにしてくださいました。わたしたちには、わたしたちがどのようになっていくのかわかりませんけれども、主イエスの御手の内で取り扱ってくださることを信じます。主の御名によってお祈りします。
アーメン。 (2020年10月11日橋本いずみ)