2023年12月3日 主日礼拝

《 神の前に立つ天使》

ルカによる福音書 1:5~25

さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、祭司職のしきたりにしたがってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。…天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。…天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者、あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。

(ルカ1:8-9,13-16,19)

待降節が始まりました。世を愛し救うために来てくださった主イエス・キリストを思い起こしつつ、終わりの時に主が再び来てくださるのを待ち望みながら過ごします。今年の待降節は、天使に注目をしながら、御言葉を聞いていきます。多くの場合は、天使は神から遣わされた天の使いですが、イエスさまは、先に使いを出し、彼らは主イエスのために準備しました(ルカ9:52)。イエスさまのための準備する、主の使いとされていることを覚えて、主の言葉を聞きます。

福音書では、主イエス・キリストの降誕と復活の際に、天使たちが活躍します。イエスさまに仕えていた天使がいます。(マタイ4:11)ヘブライ人への手紙を見ると天使たちは、御子を礼拝し、救いを受け継ぐ人たちのために仕えるために遣わされたと言っています。(ヘブライ1:4-14)

ルカによる福音書1:5−25に登場した天使は、ガブリエルと言います。神さまから祭司ザカリアのところに遣わされました。ザカリアは、祭司でした。24に分けられた組の8番目がアビヤ組で(歴代誌上24:1-8)、各組が年に2回一週間ずつ神殿に仕えたそうです。祭司たち

が入れ替わり立ち替わり、香をささげ、民のために執り成し祈りました。

ザカリアとエリサベトは、神の御前に正しく歩んでいました。神の御前で祭司の務めをしていました。神の御前で生きてきた二人だったのです。ザカリアが、香をたくために聖所に入っていった時、民は外で礼拝しています。そこで、天使が現れます。そして、ヨハネの誕生を告げますが、主の御前に偉大な人になり、主の御前に先立っていくことを告げます。そして、遣わされてきた天使ガブリエルもまた神の御前に立つものです。最後の神の裁きのときに人の子に伴って役割を果たす天使(ルカ12:8-9)が、ザカリアに遣わされ、話しかけて、喜ばしい知らせを伝えました。

ザカリアが天使と話している間、民は礼拝しており、遅れている(ルカ12:45)のを不思議に思った。イエスさまの誕生(2:18、33)から復活(24:12、41)神のなさることへの予感への驚きをもって、ザカリアを待っていたのです。

多くの民を主のもとに立ち返らせ、父の心を子に立ち返らせ、不従順なものを正しい人の道に立ち戻らせて、準備のできた民を主のために用意する者が与えられる。神の前に生きる者たちにとって、喜ばしい知らせです。

《祈り》聖なる父なる神さま、神の御前にあって生きる者たちがおり、主のもとに立ち返らせる者が、与えられると言うことは、この闇の世にあって、喜ばしい知らせです。主の前に誠実に生きようとする者たちを、神さまの眼差しの中におき、神さまからのよいしらせを伝える者たちを送ってください。主の御名によって祈ります。アーメン。

(2023年12月3日 アドヴェント第一主日   橋本いずみ)