2025年3月23日 主日礼拝説教

《  信仰によってアブラハムは旅立った  》

創世記 12:1~4

ヘブライ人への手紙 11:8~11

信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に住み、同じ約束されたものを共に受け継ぐ者であるイサク、ヤコブと一緒に幕屋に住みました。アブラハムは、神が設計者であり、建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです。     (ヘブライ人への手紙 11:8〜11)

先週の木曜日から金曜日に西日本教会青年同盟の春の献身修養会が西宮一麦教会を会場に行われました。それぞれに信仰によって、呼ばれて従い、旅立って行きました。

私たちが主の日毎に礼拝をささげているのも、信仰によって、呼ばれて従い、旅立って行くということなのかもしれないなと思いました。

創世記12章でアブラハムが、神に呼ばれたとき、アブラムに示されたのは、神の約束です。あなたを祝福する、祝福の源となる、地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る、と神さまは約束しました。神さまの祝福の約束を信じて、アブラハムは旅立ちました。地上のすべてに及ぶ神さまの計画を知らされました。これは、限りある人間にとっては、あまりにも壮大な計画です。アブラハムは、この神さまの壮大な祝福の計画を知って、旅立ちました。

アブラハムは神が祝福の計画のために、自分を呼ばれたということを知って旅立ったのです。行き先を経験知によって知っていたからではありません。アブラハムはどこに行くのか分からず出発し、約束の地として神がお与えになるカナンに行きますが、そこで定住したわけではありませんでした。ただ祭壇を築いて(礼拝をして)、テント暮らしを続けるのです。それは、アブラハムだけでなく、イサクもヤコブも、祝福の約束を受け継ぐものたちも同様でした。

アブラハムは、どこに行くのか分からないけれども、神さまの祝福の約束を聞いて旅立ち、約束の地を知らされても、そこに家を建てて留まり続けるのではなく、さらに旅を続けました。その理由を、アブラハムは、天の都を待っていたからだとヘブライ人への手紙は告げています。この天の都を、神が設計し、すでにイエス・キリストによって土台が据えられており、神は今日も天の都、神の国の建設のために働いてくださっています。

アブラハムは、分かったから信じて出発したのではありませんでした。世界に対して壮大な祝福の計画を持っておられる神に、自分が呼ばれたことを知って、どこに行くのかは分からないけれども、旅立ちました。わたしたちも、これから何が起こるか分かりませんけれども、私たちが「御国がきますように」と祈り続けている声を聞き、今日も働いてくださっています。

《祈り》

天の父なる神さま。あなたが世界に対して、壮大な祝福の計画を持っていることを知り、そして、その計画の中でわたしたちが呼ばれたことを驚いています。主よ、あなたの計画を知らされたものとして、今週も生かしてください。私たちが今週、訪れるそのところに、神さまあなたの祝福がもたらされ、あなたが与えてくださる良きものを受け取るものが起こされますように。主の御名によって祈ります。アーメン。

(2025年3月23日 橋本いずみ)