2025年8月24日 主日礼拝説教

《 喜びなさい 》

ルカによる福音書 10:17~20

七十二人は喜んで帰って来て、こう言った「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威をわたしはあなたがたに授けた。だからあなたがたに害を加えるものは何一つない。しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」(ルカ10:17-20)

イエスさまによって遣わされた72人は喜んで帰って来ました。彼らは、遣わされたところで、御名の力を用いて生きてきました。自分たちに与えられた主の御名の力を喜んで、その成果を報告しました。遣わされたところでの弟子たちの働きを通して、サタンが天から落ちるのをイエスさまも見ておられました。悪霊に打ち勝つ力が与えられていることは、弟子たちにとって喜びに違いない、でも、それよりも、もっとあなたがたにとって喜ばしいことは、天に名が書き記されていること。つまり、神が決して忘れない存在として、あなたを覚えてくださっていること。それを喜びなさいとイエスさまは教えておられます。

悪魔やサタンと戦うのは、わたしたちではなく、イエスさまだと思っているのではないでしょうか。主の祈りで、「悪より救い出したまえ」と祈りますので、悪との戦いはわたしたちではなく、神のなさることだと言う面があると思います。しかし、弟子たちは、遣わされたところで、悪の力に振り回されるのではなく、かえって、悪霊を服従させることができた。イエスさまが、悪霊を追放なさったように、同じようにすることができるようになった。おそらく、彼らは感謝されたでしょうし、与えられた力を喜んだのです。そして、イエスさまは、弟子たちが遣わされたところで、主の名を用いて、悪の力に振り回されることなく、主の力によって生きているとき、「サタンが稲妻のように落ちたのを見ていた」とおっしゃっています。私たちが、主の名によって、悪の力に打ち勝つとき、サタンが天から落ちている。天でのイエスさまの戦いと地でイエスさまが与えてくださった力によって弟子たちが生きていることは、繋がっているということです。イエスさまは、わたしたちの遣わされたところで、どのようにしているのかよく知っていてくださっています。そして、悪に勝利することは、イエスさまが与えた力によって生きるならば、当然そうなるに違いないことで、あなたの喜びは、悪に勝利することではない。むしろ、あなたがたが、本当に喜ぶべきことは、神さまが絶対忘れない存在としてーたとえ悪の力に打ち勝つことができなくてもー覚えていてくださるとことだとイエスさまは、教えてくださっています。天地を造られ、救いの歴史を導いておられる神さまが、あなたを覚えていてくださっている、そのことをあなたは喜びなさい。わたしたちがいつも喜んでいられるのは、どんなわたしたちの姿であっても神が覚えていてくださることにあるのです。

《祈り》

天の父なる神さま。あなたがわたしたち一人一人の名を天に書き記してくださって、今日も、覚えてくださっていることを感謝します。わたしたちは、自分の行ったことで一喜一憂しますけれども、どんなわたしたちであったとしても、神さまが確かに覚えていてくださることを喜ぶものとならせてください。そして、その安心と喜びのうちを今週も歩ませてください。イエスさまの御名によってお祈りします。アーメン。

(2025年8月20日 橋本いずみ)